2017年9月24日日曜日

宇宙の果てまで








一人で散歩をするのも悪くない。久々の秋晴れに汗ばむほどで、木陰にリスの姿を見つけ思わず立ち止まってしまう。真っ赤な尻尾が楽し気に動いている。

夕陽に染まる大空を見たかった。

思った通り空は澄んでいて、あちこちで天使が舞い降りてきそうな雲と光の演出が楽しめる。日が落ちるには、それでももう少しある。ゆっくりと坂を下りていくと、そこはコスモス畑が広がっていた。






夢中になって写真を撮っていると、自転車で夕暮れ時の散歩を楽しんでいた初老の男性に声を掛けられる。

「いやに熱心に写真を撮っているようだけど、この花の名前はご存知か?」

「勿論です。コ、ス、モ、ス。コスモスです。」

「これは如何なることよ!ラテン語で宇宙のことではないか!」

確かに、コスモス、宇宙のことを指す。田舎で秋になれば、道端に咲いていたコスモスと、この地球をも包含する宇宙とを結び付けて考えることは、これまでなかった。

男性は、「コ、ス、モ、ス。いい名前だ。コ、ス、モ、ス。」と呟きながら、行ってしまった。

残されて、一人、宇宙の果てまで思いを馳せる。果て?そんなものはあるのか、ないのか。

目の前にあるのは、そろそろ夕陽色に染まってきた、可憐で儚い花びらをつけたコスモスの群れ。












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2017年9月23日土曜日

I’ll see you when I see you.








「会いたい。」
なんて無責任な言葉なんだろう。

会いたいから、あらゆる障害を取り除くべく努力し、会いに来る、
なんてないことが分かり、
会いたいから、あらゆる障害を取り除くべく努力を促し、会いに来てもらう、
なんてこともないことが分かると、
不誠実さをなじりたくなるも、実は何の約束もしていない言葉であることに気が付いてしまう。

会いたい気持ちに偽りはないが、会うための努力をする程のこともないということか。

それでも、久しぶりに連絡があり、「長いこと何の知らせもないから、どうしているかなと思って」などと書いてあると、興ざめもいいところで、そんなものなのか、と思ってしまう。

まあ、確かに、そんなものなのだろう。

そう、それでいい。
I’ll see you when I see you.





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2017年9月18日月曜日

秋の訪れ








予期していなかった感覚が、その空間に足を入れた途端、襲ってきた。螺旋階段の先にある丸い天井から無数の光の粒が降り落ちる中、身震いする程だった。

9月と思えない寒さで、息が白く見える程だった朝。歴史的建造物を一般に無料公開するという歴史と文化を重んじる当国らしい計らいで、パリは勿論、地方自治体は挙って各地が誇る、通常は門戸を閉じている場を公にしていた。

20世紀初頭に建造された、現在上層階を改修工事中という建物をゆっくりと一周し、親子連れが若い学生バイトに案内されている様子を微笑ましく眺め、表の玄関ではなく、塔の入り口から中に入った時だった。







そこは時間が止まったかのように、大理石の階段がひっそりと佇んでいた。確かめるように階段を上がると、二階には行けないように閉鎖されていて、それでも滑らかに階段は螺旋状に上に伸びており、天井の丸い窓から、光の粒が無数に降ってきていた。

突然、近くに人の気配を感じた。連れ添った歩く人影。引き込まれるように建物の中に入り込めば、長く延びた廊下にも、秋の日差しが植木鉢の真っ赤な花びらを透明にしているサロンにも、その人影はあちこちにあった。

遂に私達は過去になってしまったのか!
呆然としながらも、交錯する真剣に討論する姿、笑い合う姿、ふざけ合う姿、悩み合う姿を目で追う。

散り散りになった仲間を思い、I miss usの言葉が口から洩れた。

外に出ると眩しい程の太陽と透明な青空が広がっていたが、肌を刺すような冷たい風は何も告げてはいなかった。

秋だけがそこにあった。





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2017年9月10日日曜日

終わりは新たな始まり







早朝のキッチンに足を入れる。窓の向こうは未だ薄暗い。緯度の高いこの地では秋の気配が一気に忍び込む。そして、どうやら外は雨模様。

こぽこぽと優しい音を立ててイタリアスタイルの直火式サイフォンが、ペルー産珈琲のふくよかな香りをキッチン中にもたらしてくれている。長女バッタが作って行ったクエッチのジャムをたっぷり入れて食べるヨーグルトが、このところ週末の朝の楽しみになっていた。

ヨーグルトを出そうと冷蔵庫を開けて、妙な違和感を覚える。外気との温度差が感じられない。夏はキーンとする程冷たくなっていて、目をしかめる程だったのだが、それ程気温が下がっているのだろうか。ありえない。冷蔵庫の奥にあるパネルに手を当てると、ちっとも冷たくない。しかし、電源が切れていないことは、庫内の灯りが付いていることで確認できていた。いつもの地すべりの様な音がしないことに漸く気が付く。

そうか。遂に動かなくなったのか。

冷蔵庫の中身の心配や、霜取りなど随分しておらず、冷凍庫の霜の処理などへの懸念はすぐには襲ってこなかった。それよりも、来るべき時がやって来たとの感慨が強い。

この冷蔵・冷凍庫は元の家主のものであった。システムキッチンだったことからも、オーブンも食器洗い機も全て残してくれていた。

10年以上も前になる、未だ元の家主が家主であった頃、バッタ達とその父親と5人で家を見学した時の思い出が甦る。

出来たらキッチンやお風呂場を改装して入居したかった。特にキッチンは家主が一生懸命考え抜いて、選び抜いた素材や設計であったが、落ち着いた茶色のウッド貴重のスタイルで、以前パリで改装した際のメタリックなダークアボガド色のトーンに変えたかったし、恐らく家の中でも一番長くいるであろう空間を、自分たちで作り上げたものにしたかった。せめて壁紙だけでも変えたかった。ここは、こうしたら、と私がバッタ達の父親に話を始めると、その場にいた家主のマダムと結婚して既にパリに住んでいる娘が大声で異論を唱え始めた。こんなに素敵で問題が一切ないキッチンに手を入れるのか、と。

その気持ちは痛い程分かる。遠い昔、パリの小さなアパートのキッチンとお風呂場を改装したが、四年後には引っ越しとなった。書類を取りにアパートの管理人のところに寄った際、新たに入った住人が全て取り壊し、オフホワイトの今でも手触りを覚えている、清水の舞台から飛び降りる思いで買ったトイレが取り外され、キッチンも大きな鏡も全て壊してしまった残骸を目の当たりにして、悲しさを通り越して憤る思いをしていた。今でも、あの時、捨ててあったトイレを持ってくれば良かったと後悔している程である。ただ、その後の引っ越しで、高さ3メートル以上のサロンのカーテンを作り、胸痛むからと次の引っ越しの際に全て持ってきたが、今ではこの家の地下室にそれこそ箪笥の肥やしとなって眠っている。カーテンバーも然り。あれが日の目を見ることはあるのだろうか。

話が逸れたが、あの時の親子も、せっかくの自分たちにとって最高のキッチンを壊すのか、との思いが強かったのだろう。

彼等の反応よりも、バッタの父親の反応の方が意外だった。これまでは、引っ越しをする度に自分たちで壁を塗り替えたり、それこそ、キッチンやお風呂場を改装してきた。ところが、今回に限っては特に何もしないでいいだろうという。確かに、あの時は仕事も尋常ではない程大変であったし、銀行ローンを考えると、できるだけ出費は最小限に抑えたいところであった。それでも、かなりがっかりしたことを覚えている。小さなキッチンにあるテーブルでは、いかにバッタ達が小さかったとは言え、家族5人が座れる場所はなかった。

まあ、そう感傷的になる話でもあるまい。実際に資金面ではぎりぎりだったし、その後取り敢えず小さなテーブルと椅子を買って5人仲良く座れることになったし、サロンには大きな伸縮式の木目調のテーブルを購入していた。二階の寝室は全てフローリングに変えたので、それもそれで出費ではあった。

いずれにせよ、あの時変えなかった元の家主の冷蔵・冷凍庫が遂に終わりを遂げてしまう。持ち主が変わって霜取りをしなくなったからだろうが、冷凍機能が非常に良くなく、バッタ達からは新しい冷凍庫の購入を時々せがまれていた。以前は一週間分の肉や魚を冷凍していた時期もあったので、矢張り手抜きメンテが要因だろう。ただ、どうしても未だ動いている冷凍・冷蔵庫をお釈迦にし、新たに購入することは憚られていた。バッタ達は最新モデルが如何に電力を消費しないか、何度か説明してくれていた。

5年前にはオーブンが動かなくなり、新しく購入している。今度は冷凍・冷蔵庫の番。こんなことなら、未だ息子バッタが住んでいる時に新しいものに替えてあげればよかったと、ちくりと胸が痛む。

全てのことには永遠はなく、寿命というものがあり、終わりがある。そして、その終わりは新たな始まりでもあるのだという、いかにも陳腐なことながら、それを身をもって体験することで、一層理解が深まっていく。こうして、暫くは冷蔵庫のない生活に。

それも悪くはないだろう。
外は冷えた空気が秋を告げている。さあ、珈琲を淹れようか。





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2017年9月9日土曜日

散歩道






不思議なもので、10年以上も住んでいながら今頃になって庭の片隅に枇杷の大木があることに気が付くことがある。7月には山吹色のふっくらとした実をたわたにつけ、つややかな茶色の大きな種を幾つも宿した、甘酸っぱい果実を口にした時の驚きといったらどうだろう。

鬱蒼とした森の中を走り抜ける自転車コースも然り。息子バッタが夏の夕食後に、未だ明るい日差しの中を小一時間ぐらい走っていることは知っていた。一度一緒に行ってみると、いつもの山道をちょっと入り、鬱蒼とした森の中に幾つものピストがあり、好き勝手に選びながらも迷わずに、ちゃんと家路につける息子バッタの記憶力の良さというか、感の良さには舌を巻いた。それよりも何よりも、夜の帳が下りる前の夏の日、漸く静まりかけた暑さを身体にまとい、森の中を自転車で走る爽快さといったら。どうして今まで気づかなかったのだろうか。

近くの小川が流れる散歩道も然り。末娘バッタといつもの日曜の午後の散歩の時に、ちょっと足を延ばしてみるとどうだろう。ゴルフコースが大きく開けていて、大きなプール付きの緑の芝生が眩しい一軒家や貯水池、トマトやナスが賑やかな畑が続き、隣村の森に抜けている。イソップ物語に出てきそうな山葡萄、昔懐かしいグミの実(小学校の帰り道、季節になると口を真っ赤に寄り道したことを思い出す)、ブラックベリーが賑やかに彩ってくれている。嬉しい発見。

この5キロ程度の山道を、この夏帰省した長女バッタ、高校を卒業し全寮制のプレパに行く息子バッタ、そして高校2年に進学する末娘バッタ、このバッタ達とそれぞれ違う日に散歩する機会に恵まれた。

長女バッタとは葡萄を味見し、息子バッタとはブラックベリーを楽しみ、末娘バッタとは葡萄もブラックベリーも味わった。三人三様ながらブルーベリーを更に小さくした実を見つけた時の反応がそれぞれ違って面白かった。パピー(おじいちゃん)が食べられないって言っていたよ、とは長女バッタ。パピーが食べちゃいけないって言っていたよ、とは末娘バッタ。食べたたけど酸っぱくて美味しくないよ、とは息子バッタ。

自然が厳しいブルターニュの小さな島で、パピーと散歩しているバッタ達が目に浮かぶ。確かにあそこには自然のベリーがあちこちにあった。膝下のベリーは小動物が印を付けている可能性が高いから、食べないようにとバッタ達の父親に言われた記憶が甦る。彼は父親、つまりパピーから言われたのだろうし、経験論でもあったのだろう。こうして世代から世代に受け継がれるものかと、微笑ましい。

バッタ達のうち、既に2匹が飛び立っていった。もう彼らとは同じ屋根の下で生活を共にすることはないのかと思うと、愕然とする。我が身を振り返れば、16歳で一年間オーストラリアに行き、19歳で大学に行くために東京に出てからは、一度も実家で「生活」することはなかったし、それについて考えたこともなかった。バッタ達も、きっと、ママとの生活が終わったことに思いを馳せることさえしないのだろう。









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2017年9月2日土曜日

彼の地の飲み物






ドリンク特集。






チチャモラーダ!紫トウモロコシのジュース





材料の紫トウモロコシ!





クスコのビール、クスケーニャ。





インカコーラ。
息子バッタが、長女バッタや友達にお土産、と数本購入。ところが、今でも冷蔵庫に数本転がっている。どうも、あまりに化学飲料そのものの色に恐れをなし、反応が今一とか。せっかくの思い出の飲み物にケチをつけられるのも本望ではない、というところか。高校一年の時にオーストラリアに留学した際、友達が煎餅の海苔を見て、これは何?と言うので、海藻の一種だと説明したところ、海の雑草を食べるのかと酷く驚かれ、傷ついたことを思い出す。





サボテンの実のジュースと、シャーベット。




コカ茶


おまけのスナック、食事編。












ペルー紀行
 第一話  インカの末裔
 第二話  マチュピチュを目指して
 第三話  真っ暗闇の車窓    
 第四話  静かな声の男
 第五話  さあ、いざ行かん
 第六話  空中の楼閣を天空から俯瞰
 第七話  再び、静かな声の男登場
 第八話  インポッシブルミッション
 第九話  星降る夜
 第十話  インカの帝都
 第十一話 パチャママに感謝して
 第十二話 標高3400mでのピスコサワー
 第十三話 アンデスのシスティーナ礼拝堂
 第十四話 クスコ教員ストライキ
 第十五話 高く聳えるビラコチャ神殿
 第十六話 標高4335mで出会った笑顔
 第十七話 プカラのメルカド
 第十八話 標高3850メートルの湖上の民
 第十九話 ゆく河の流れは絶えずして
 第二十話 コカの葉を噛みながら
 第二十一話  4000メートルの谷を覗き込む
 第二十二話  サボテンの実
 第二十三話  陰翳礼讃
 第二十四話  ナスカの地上絵
 第二十五話 霧の街、リマのメルカド




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霧の街、リマのメルカド









太平洋から攻めてくる霧に覆われた街、リマ。

そんな街に住む人々の生活を支える市場、メルカドに足を向ける。見事なパパイヤ。ぷっつりとした葡萄の粒。アレキパのガイドの女性が最高に美味しいフルーツとして挙げていたカスタードアップル(釈迦頭)。真っ赤な柘榴。





純白で新鮮なカリフラワー、ジャイアントコーン、様々な種類のサラダ菜、アーティチョーク(朝鮮アザミ)、見事な色合いのズッキーニ、どでかいラディッシュ。





フルーツの定番とはいえ、美味しそうなバナナ。柑橘類。マスカット。大きなアボガド。変わった形のフルーツはサボテンの実だろうか。




スイカ。美しい苺!パイナップル。ベリー類、パッションフルーツ。

各店舗でそれぞれに出している品物に特徴がある。同じようで若干違う。





穀物(キノア、大麦)、ドライフルーツ類(プルーン、アプリコット、パイナップル)、ナッツ類(ピーカンナッツ、ブラジルナッツ、カシュナッツ、アーモンド)、チップス系、、、。










色とりどりのマーブルチョコ。





胡桃。。。丸い形のビスケット。





大きなシナモンスティック。






サボテンの葉。

この他、魚介類、牛肉、鶏肉、アルパカ、と豊富。レンズを向けることが憚れて、画像がないのが残念。

果物やハーブの鮮やかな香りと色彩。どの街でもメルカドは人が生き生きとしていて、こちらまでウキウキとしてくる。











ペルー紀行
 第一話  インカの末裔
 第二話  マチュピチュを目指して
 第三話  真っ暗闇の車窓    
 第四話  静かな声の男
 第五話  さあ、いざ行かん
 第六話  空中の楼閣を天空から俯瞰
 第七話  再び、静かな声の男登場
 第八話  インポッシブルミッション
 第九話  星降る夜
 第十話  インカの帝都
 第十一話 パチャママに感謝して
 第十二話 標高3400mでのピスコサワー
 第十三話 アンデスのシスティーナ礼拝堂
 第十四話 クスコ教員ストライキ
 第十五話 高く聳えるビラコチャ神殿
 第十六話 標高4335mで出会った笑顔
 第十七話 プカラのメルカド
 第十八話 標高3850メートルの湖上の民
 第十九話 ゆく河の流れは絶えずして
 第二十話 コカの葉を噛みながら
 第二十一話  4000メートルの谷を覗き込む
 第二十二話  サボテンの実
 第二十三話  陰翳礼讃
 第二十四話  ナスカの地上絵



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ナスカの地上絵






ナスカの地上絵。





ハチドリ。









サル、クモ、コンドル、三角形、直線、、、。目の前のくっきりと見えるイラストに目を見張りつつも、セスナで酔ってしまう恐ろしさに飲んだ酔い止めが非常に効いていて、頭は呆然、うつらうつら。

その日は曇っていて、実際にフライトできた飛行場は限られており、非常にラッキーだったとガイドの男性から話を聞く。彼は母親が日本人の日系二世。とても上品な日本語を話す。しかし、我田引水的な歴史観を語るでもなく、かなり物足りなさを感じてしまう。ガイドはストーリーテラーでなくては。



イカのオアシスで休憩。








砂漠。
時間が許せば、丘陵を歩いてみたかった。バッタ達はジープでのドライブに惹かれていた。




果物やハーブを水につけ、飲料水にすると聞いていたが、レストランのコーナーで発見。
オレンジの輪切り、ハーブ、パイナップルの輪切りの三種類。




味見をした息子バッタが、消毒液の味がしたと渋い顔。




駆け足でオアシスを後に。




ペルー紀行
 第一話  インカの末裔
 第二話  マチュピチュを目指して
 第三話  真っ暗闇の車窓    
 第四話  静かな声の男
 第五話  さあ、いざ行かん
 第六話  空中の楼閣を天空から俯瞰
 第七話  再び、静かな声の男登場
 第八話  インポッシブルミッション
 第九話  星降る夜
 第十話  インカの帝都
 第十一話 パチャママに感謝して
 第十二話 標高3400mでのピスコサワー
 第十三話 アンデスのシスティーナ礼拝堂
 第十四話 クスコ教員ストライキ
 第十五話 高く聳えるビラコチャ神殿
 第十六話 標高4335mで出会った笑顔
 第十七話 プカラのメルカド
 第十八話 標高3850メートルの湖上の民
 第十九話 ゆく河の流れは絶えずして
 第二十話 コカの葉を噛みながら
 第二十一話  4000メートルの谷を覗き込む
 第二十二話  サボテンの実
 第二十三話  陰翳礼讃



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