2014年11月17日月曜日

あと4年



ママは僕が学校で何をしているか全く関心がないんだよね。僕なら、2ndeの子供の学校の説明会には、たとえ10回目でも行くよ。

思いもかけない息子バッタの言葉に、一言もない。
来年4月に中国語クラスで二週間中国に行く学習旅行の説明会が来週水曜にあると聞かされ、すかさず、行けないわ、と答えた後だった。二年前に長女バッタが参加しているし、詳細は書類で知らされる筈だった。長女バッタが、自分がママの代わりに行ってあげると言っても、息子バッタの剣幕は収まらなかった。

高校の入学式にも来ていない、クラスの説明会にも来ていない、何にも来ていないじゃないか。

いや、だから、入学式は諸々の事情があって行かなかったけど、説明会は毎年恒例。各教科担当教員のオンパレードは楽しいけれど、正直、どうしても行かなければならないとは思っていなかった。勿論、これまで毎年参加していたからこその判断。それよりも、来月ある、各教科担当教員とのマンツーマンの面談は、何があっても行こうと思っていた。勿論、父親が行くなら、彼に譲るけれど。

でも、これまでほぼ親が呼ばれる学校行事には参加してきたのに、どうしたのだろう。確かに今年は、学校に足さえ踏み入れていないことは確か。新しい仕事に慣れるためも大きな理由だが、あんまり足を向けたくないことも事実だった。しかも、バッタ達はもう大きいではないか。そうそう親が顔を出すと、煙たがるだろう。

そう思っていただけに、彼の言葉は胸に応えた。

先日、友人が、最近息子と旦那の親子関係が難しいと言っていたことを受け、息子バッタは、父親の帰りが遅いからだよ、と指摘していた。ママのようにね、と付け加えることも忘れずに。

そうか。バッタ達は成長したと思い、こちらは思いっ切りガンガンに飛ばして仕事をしてきたが、やはりその影響はあるか。自己満足の世界をしてしまったのか。頭をガツンとやられた思い。

長女バッタがポツンと言う。
ママ、あと4年でみんな卒業しちゃうから、あと4年間だけだよ。

夕方6時に学校に行くには、会社を5時前には出ないとなるまい。
それでは、そうしようか。いや、そうせねばなるまい。

息子バッタが作ったというクスクスを口に運びながら、心に決める。




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